代表挨拶

私が住む近所の公園で、偶然に見かけたものと4歳の娘を前に思ったことがあります

「自由に使って」という手書きで貼られた段ボールの中には、サッカーボールやバスケットボールが6個ぐらい。記憶は、曖昧なのですが、徐々に増えていったんじゃないかなと記憶しています。。。

私は、こんな世界が作りたいんだと閃きました。

これを作った人は、どんな方なのか分かりませんし、どんな理由で設置したかも不明です。
あくまで推測でしかないのですが、
1、余っているモノを売るにも大して金にはならないから止めとこう。
2、捨てるにしても、もったいないなあ
3、そうだ、公園で遊ぶ子供たちに使ってもらおう!

想像してください。モノが溢れまくった現代の資本主義で捨てられてしまったモノたちを。。。コンビニで起きる大量の廃棄食材、コロナ禍で無駄になったホテルや飲食店の食材。少し箱が壊れているからといって捨てられる物たち。身近な家庭でもたくさんあるはずです。余っていてまだ使えるんだけど、捨ててしまった物たちが。。また眠らせてしまった自分の才能もあるはずです。誰よりも行動力がある方。周囲を元気にする方。資本主義の中で尖った凸凹の才能は排除されることが多くて自信を失っているかもしれません。

捨てられちゃったモノでも、それが欲しくて、困っている人にとっては宝です。
両者を繋ぎ合わせる場を提供することで、素晴らしい世界に変えられると確信しました。

どんな場になるか?
どんな世界になるか?

実は、すでに僕が、昔に見ていた景色でした。僕は岐阜県のど田舎に生まれ育ちました。親戚や近所の人が勝手に家に入ってきて、とれた野菜や米をシェアしたり、塾への送迎なども車で乗り合ったりして、差し出し合い、助け合って暮らしていました。

昭和の古き良き村社会は素晴らしい、、、

しかし、弊害も存在します。それは、村八分のような閉鎖的な社会が出来上がって、排他的になってしまうこと、善意を上手く利用して、ただ奪うだけの人や詐欺師に利用されてしまうことなどなどです。

4歳になる娘に、どんな大人になって欲しいか?
何のバトンを受け継いで次世代へ繋げて欲しいか?

その答えが私には、明確に浮かんでいます
「自分が余っているモノがあって、目の前に困っている人がいれば、貯めずに差し出すこと」
「相手に差し出して感謝される喜びと自分が幸福になる経験」
「ただ奪うだけの人を見極めていくこと」
「自分のありのまま、自分の才能や可能性を信じ貫いて、他者に差し出すこと」

自分のありのままを生きて
余っているものを差し出す善意を持つ良い人が幸福になる社会。

この世界を創るためには、ルールを変える必要があると信じています。
「資本主義では、マネーを取ったモン勝ちのゲームになっちゃうし」
「youtubeでは、再生数を取ったモン勝ちのかまってちゃんが生まれちゃうし」

「我が社が生み出す場は、人に善意を差し出したモン勝ちのルール」

今まで、報われなかった善人が活躍する社会になります。
そして、飯が食えるようになることで目指すライフスタイルも変わる。
いつか、美しい村のような世界になることを目指しています。

当社は、まず地域の皆様のお困りごとを解決していきながら、賛同する皆様と余っているモンを交換し合うことのできる場を提供します。いずれは、ハイテクな集落村のようなプラットフォームを構築して、本当につながり合い活躍し合うための場所を創ります。

また会社としても、事業を安定的に存続可能な運営をしながら、地域の問題や困りごとに差し出していこうと努めてまいります。 

ポニーワングループ 株式会社
代表取締役 高井将人